それぞれの道
2006年 07月 16日
フロリダの大学院に留学する人の壮行会。
九州や四国にいる人も東京に来てくれて、
バイト11人、Yくん家族3人の計14人集合!
これまでも忘年会や飲み会をやってたけど、
こんなに大勢集まったのは初めてだろう。
メンバーは、
Yくん(25)、
家具メーカーの営業さん(27)、
これからフロリダの大学院で宇宙工学の勉強する人(26)、
人材派遣会社勤務(26)、
新聞社勤務(25)、
ホテル勤務(25)、
無印良品の店員(25)、
銀行員(25)、
フリーター状態の大学生(=私、24)、
高齢者施設勤務(24)、
出版社勤務(23)、
大学やめて映画製作を目指そうとしてる人(23)、
Yくんのお父さん、
Yくんの弟(高校生)
こんな14人。
大学時代の専攻なんてばらばらだったから尚更なのか、
今の仕事は様々で、話題もいろんな方面へ。
食べ物も、たこ焼きパーティーのはずが、
お好み焼き、ホットケーキも焼いて、
デザートはすいか、ゼリーなどなど。
ガイドヘルパーとしてYくんのもとでバイトしていた学生たちが、
時を経て少しずつ、それぞれの道を進んでゆく。
「就職して働く。」
それがたくさんある価値の中の一つでしかないと知っていても、
自分がまだ学生という身分から抜け出していない事実。
みんなが先を行っていると感じずにはいられない。
私はたぶん卒業して就職するまで、
自分の選択を肯定できる日と、
劣等感でいっぱいになる日の繰り返しだろう。
一方、Yくんは働くことを目指してはいない。
脳性麻痺による全身性の運動しょうがいのため、就労は難しい。
今は学校を卒業して、無職だ。
パーティーでは、
懐かしい顔ぶれの中で、いつもより大笑いして、
絶妙のタイミングで「へえー」なんて相槌を入れて、
楽しそうにしていたけれど、
彼はどんな気持ちで
同年代のみんなの歩みを見ているんだろう。
その笑顔の奥で、寂しくなったり、
将来が不安になったりしていることはないの?
by mari8841
| 2006-07-16 23:07
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