趣味は写真と旅。仕事は障がいのある方が通う作業所職員で、利用者さんと日々奮闘してます。


by mari8841
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ばあちゃんからの便り

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引越しへ向けて、荷物整理の日々。
引き出しに詰め込んでいた手紙も、
日付け順に並べて箱につめる。

一通ずつ眺めていくと、友達や親からの手紙にまじって、
一緒に住んでたばあちゃんからのはがきがあった。
私が高校を卒業した春から祖母が入院し、
手紙を送ったお返しのはがきだった。



「東京に出発の時 逢えなくて残念でした.
バアちゃんも手術後2週間になります.
毎日毎日元気になり 6月3日に外泊もゆるされました.(1泊)
お手紙書くのはじめてなのでつたなくてごめんネ.」

青いボールペンの少し震えた字。
ほかに祖母の字を見る機会がなかったから、
それが病気のせいか、緊張してるせいか、いつも通りなのかはわからない。

祖母は、その年の夏に亡くなった。
癌だったけど、そのことは本人も私も知らされていなかった。


自分が生まれる前から生活の中に存在した人が、
ある日突然消えたことへの衝撃は大きかった。

どうして教えてくれなかったの??っていう、親への疑問と、
何もできなかった自分への後悔。
その2つが、数年経った今でも消えなくて、
自分の中で消化できない。
そしてもし、病気が癌だと知らされていたら、
私はもっと何かしていただろうか。


いま、もう一人の祖母(96歳)には、
たまに絵葉書を送っている。
寝たきりで外に出れないから、
絵葉書で季節を感じてもらえればいいなーって。
でも本当はただ自分が後悔したくないだけ。


消化できない気持ちを根に持ってるから、
きっと親に対して素直になれないんだ。
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by mari8841 | 2007-01-02 20:17 | つぶやき