趣味は写真と旅。仕事は障がいのある方が通う作業所職員で、利用者さんと日々奮闘してます。


by mari8841
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信じること

久しぶりに会った。
ガイドヘルパーをしてた時の
利用者さん・Yくんとそのご家族に。

最初に出会ったのは
大学3年の4月だった。
社会福祉学科の授業で先輩がヘルパーを募集していて、
自立生活をしているしょうがい者の方と関わりたくて始めた。
山形では街で車椅子に乗ってる人を見かけることはほとんどなくて、
東京にいる今がチャンス!と思ったから。

最初は、週1回、大学の授業の後に自宅まで送る2、3時間から。
楽しい時は体全体で伸び上がって、
つまんない時はおもいっきりため息つくような
Yくんの素直な反応が魅力的で、のめり込んでいった。
どうやったらYくんに楽しんでもらえるか考えた。



Yくんのお母さんは、4人のお子さんを持つ。
常に5人くらいいるヘルパーたちは、
ほとんどが学生で、みんな20歳前後。
既に社会人になってやめた元ヘルパーまで、
手がかかるわ~とぼやきながらも、
かわいがってくれた。

昭和記念公園、巾着田、高幡不動、
そういう自然のきれいな場所をたくさん教えてくれたのはその人。
何度も旅行に連れて行ってくれた。イタリアにも。
ダイエットと言って一時期、一緒にウォーキングをしてた。
時に恋愛話もした。
インフルエンザにかかった時は、家まで差し入れを届けてくれた。
おいしいお菓子と豪華な手料理を食べさせてくれたのは数え切れないほど。

私にとって、もう1人のお母さんのような存在だった。

でも3年近くが経ったある日、

Yくんのお母さんの
「こっちはしてあげてるつもりでも、
本当は介助してる側がYくんから支えられてるんだよ。
癒されてるんだよ。」
そう言われたことが受け入れられず、

忙しい中でも努力してたつもりなのに、
自分のリーダーシップが中途半端だと言われたことが嫌で、

Yくんの一番のお気に入りヘルパーさんと自分に対する
反応(会った時の喜ぶ様子など)の差が歴然としてきて、

逃げた。

自分の、弱くてだめだめなところから
目をそむけたかったんだと思う。

やる気がなくなって、
きちんと仕事をできなくなり、
春に1ヶ月の休みをもらったまま、
再開してもきちんと仕事ができない気がして
ずっとそのままにしてた。


でも、今になってわかった。
その人はずっと連絡するのを待ってくれていたんだと。


悲しいこととうれしいことがあったこの日。

自分が思っている以上に周りの人は受け止めてくれる。
もっと人を信じていいのだ。


それが両方に共通する気づきだった。
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by mari8841 | 2005-12-12 01:37 | 仕事